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ついにはミカコは地球から8.7光年の距離に位置する惑星アガルタに降り立つ。そこでミカコは、地球に届くのに8年もかかるメールをノボルに送信する。そこに突如タルシアンが出現。攻撃を受けた艦隊は全滅の危機に瀕する。ミカコは艦隊を救うため、最後の戦いに臨む。 携帯電話のメールをモチーフに、宇宙に出た少女と地球に残った少年の間でずれていく時間と二人の想いを描いた本作品は、大きなメッセージ性を備えており、それがヒットした要因の一つであるとされている。 『鉄道員』(ぽっぽや)は、浅田次郎の短編小説。『リサイクルトナー 』平成7年(1995年)11月号に掲載され、のちに同名の短編集にまとめられ、1997年4月に集英社から刊行された(ISBN 4087742628)。 廃線を間近にしたローカル線(北海道の元運炭路線。現実に1984年〜1994年にかけて、特定地方交通線指定などにより、ほとんどが廃止された)の駅長に訪れる幸福を描いた作品。第16回日本冒険小説協会大賞特別賞。短編集は第117回直木賞受賞作で、140万部を売り上げた。 また、1999年に降旗康男監督、高倉健主演により映画化され、第23回(1999年度)ヒューマン 賞の最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など主要部門をほぼ独占した。 主人公の佐藤乙松(おとまつ)は、北海道にある廃止寸前のローカル線「幌舞線」の終着駅・幌舞駅(ほろまいえき)の駅長である。鉄道員一筋に生きてきた彼も定年退職の年を迎え、また同時に彼の勤める幌舞駅も路線とともに廃止の時を迎えようとしていた。彼は幼い娘を病気で失い、また妻にも先立たれ、孤独な生活を送っていた。 ある雪の日、ホームの雪掻きをする彼のもとに、忘れ物をしたと一人の少女が現れる。それが、彼に訪れた優しい奇蹟の始まりだった。 1999年6月5日、東映系にて公開された。興行収入は20.5億円。 なお、乙松駅長が勤める幌舞駅は、JR北海道根室本線の幾寅駅を改造して撮影された。ただし、該当駅は終着駅ではなく途中駅であるため、いくらかの細工が施されていた。例えば、模擬の腕木式信号機や車止めを設置したことなどがあげられる。 2002年1月1日、テレビ朝日系の新春スペシャルドラマとして「鉄道員/青春編」が放送された。内容は1964年、炭鉱が斜陽に差し掛かっていた時代の幌舞を舞台としており、仙次と初代の結婚式に始まって、乙松が映画館窓口係を勤めていた静枝と知り合い結ばれる所から、原作と同じ結末を迎えるまでを描いている。ドラマでは、原作のラストにあたる部分に関して、独自の脚色も加えられた。 『ホワイトアウト』は、真保裕一のサスペンス小説。日本最大のダムを占拠したテロリストから人質を救うべく立ち上がった青年の活躍を描く。織田裕二主演で映画化され、ヒット作となる。タイトルの「ホワイトアウト」とは、激しい吹雪により視界が奪われ、自分の位置が全く分からなくなってしまう事を言う。 日本最大の貯水量を誇る新潟県奥遠和ダム。冬のある日、ダムの運転員富樫は遭難者救助のために猛吹雪のなかを出発するが、ホワイトアウト現象に見舞われ、同僚であり親友の吉岡を亡くしてしまった。 それから2ヵ月後、吉岡の婚約者であった平川千晶が奥遠和ダムに訪れるが時同じく、テロリスト集団「赤い月」がダムを占拠した。テログループは政府に50億円を要求、拒否すれば人質を殺害しダムを破壊すると通告。ダムが破壊されたらカタログギフト は一瞬にして水没してしまう。タイムリミットは24時間。偶然テロリストから逃げおおせた富樫は人質となっているダムの職員、そして平川千晶を救出すべく単身テロリストに戦いを挑む…。 2000年に映画化された。監督は本作が劇場映画デビュー作である若松節朗。奥遠和ダムのモデルは奥只見ダムとされている[1]が、映画では同ダムは使用されず、富山県の黒部ダムが使用された。これは監督が黒部ダムが自身のイメージするダムと重なったからだと言う[2]。 テロリストたちが持ち込んだ武器は東側を代表するアサルトライフルである旧ソ連製のAK-47愛称カラシニコフと、ナガンM1895である。双方とも、北方領土付近で操業している漁船に乗り込み、警備にあたっているロシアの巡視船の乗組員と取引をおこない仕入れたものである。この時に使われたリサイクルショップ 神戸 スクーターは物語の後半で重要な役割となっている。 興行的に成功した一方で、アメリカのアクション映画である『ダイ・ハード』と『クリフハンガー』を足して割ったような映画だと評される事も多い[要出典]。なお、主人公が最初に敵を倒す方法が『ダイ・ハード』にほぼ同じで、これは同作へのオマージュとも取れる。 ギャンブルとしての麻雀を題材としており、物語中に麻雀牌がしばしば登場する娯楽小説である。戦後復興期のドヤ街を舞台として、主人公「坊や哲」をはじめ、「ドサ健」、「上州虎」といった個性的な登場人物達が生き生きと描かれ、彼らが生き残りをかけて激闘を繰り広げるピカレスクロマン(悪漢小説)として評価が高い。阿佐田哲也は色川武大がギャンブル小説などを書くときに使用していたペンネームである。無論、「朝だ、徹夜だ」が元になっている。 1969年、週刊大衆に最初のシリーズ(のちに青春編と呼ばれる)が連載され、昭和40年代の麻雀ブームの火付け役になった。以後、1972年までに計4シリーズが連載された。麻雀ファンにとっては「大四喜十枚爆弾」や「2の2の天和」といった数々のイカサマ技も魅力の一つである。 1984年に和田誠監督作品として、映画化された他、漫画化もされている。 また、阿佐田哲也自身による続編的な作品としては『新麻雀放浪記』『外伝・麻雀放浪記』がある。 原作小説の第一巻「青春編」が1984年に和田誠監督作品として映画化されている。戦後の混乱期の雰囲気を描いたモノクロームの映像、雀卓を舐めるように旋回するカメラワーク、そして実力派俳優達が演じるばくち打ち達、これらが相俟って、麻雀を知らなくても楽しめる第一級の娯楽作品に仕上がっている。桜井章一の雀技指導により、「つばめ返し」等のイカサマ技を見られるのも魅力。 食品会社 鈴屋食品の社員。修学旅行で迷子になった際に舞妓さんに助けられたことがきっかけで、舞妓と遊ぶことを夢見るようになる。実際にお座敷に上がったことはないが、舞妓を応援するサイトを運営しており、舞妓に対する情熱を持ち続けている。そんな中、人事異動により、「かやく工場」と呼ばれる京都支社に転勤となり、念願の舞妓遊びができると意気込む。 本作は『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の監督を務めた河森正治を中心に、マクロスの後継作としてテレビアニメ『マクロス7』と並行して企画・制作された。「第三次世界大戦を舞台に、最後の有人戦闘機で一騎打ちを果たす2人のパイロット」という原案を、マクロス世界に移して作品化したものである。 内容は『マクロス7』ほど前作と密接に繋がっておらず、続編というよりはサイドストーリー(或いは完全新作)に近いが、近未来の航空開発史をテーマに、恋愛やメカアクションなどマクロスならではの魅力がちりばめられている。本作で試みられたCGとセルアニメを積極的に融合させる演出は、当時の水準では極めて効果的であり、それまでのアニメにはない精密なビジュアルがファンの度肝を抜いた(ただしこの時点では、基本的にバーチャルアイドルの表現やデータ表示などあくまで「本物もCGで描かれている物をCGで描く」レベルに留まっており、メカ描写などへの本格的なCGの導入は次作『マクロス ゼロ』を待つ事になる)。板野一郎の手がける「板野サーカス」も、この作品のためにアメリカで模擬空中戦を体験したことから、戦闘機パイロットの皮膚感覚を伝えるよりリアルな描写へと進化している。 また、サブテーマとして仮想現実と人の心の関係が問われており、ヴァーチャルシンガー、シャロン・アップルの幻想的な歌唱シーンが印象に残る。これらのサントラを制作した菅野よう子は、本作がアニメ音楽デビュー作であったが、迫力と緊迫感を盛り上げる素晴らしい仕事を認められ、後の活躍への足掛かりとなった。また、本作は渡辺信一郎の監督デビュー作でもあり、河森、菅野、脚本家信本敬子らとのつながりは『カウボーイビバップ』に活かされることになる。