G7緊急声明
既に『うる星やつら』などで小学館作品のテレビアニメ化権を取得していたキティフィルムが、タツノコプロ出身の宮田知行プロデューサー、西久保瑞穂監督を招き、自社で制作スタジオを構えて挑んだ初のテレビシリーズ。フジテレビは既にアニメ製作会社グループ・タックによるあだち充作品『ナイン』をテレビスペシャルで放送しており、『みゆき』の後、『タッチ』『陽あたり良好!』のテレビシリーズと立て続けにあだち充作品を放映していくことになる。 配役は、主役の兄妹は実年齢が近い点が重視された。ヒロインの若松みゆき役を演じた荻野目洋子はキティフィルム製作の実写映画『ションベンライダー』のオーディションを受けたことがきっかけで起用された。演技については、アニメ雑誌の投稿などで厳しい声が寄せられるなど賛否両論があったが、小学生のときに芸能活動をしたものの、中学になってから活動のなかった荻野目にとって再デビューの足がかりとなった。これまで美形や二枚目の役が多かった塩沢兼人は本作の村木役での三枚目演技で新境地を開いたと評価されている。 音楽部門にキティレコードを抱えるキティフィルムの製作ゆえ、所属アーティストの歌が頻繁に挿入歌として使用されている。また当時のテレビアニメとしては37話で3曲のエンディング主題歌は異例であった。H2Oが歌う「想い出がいっぱい」はヒットし、1980年代のスタンダードナンバーとして記憶されることになった。この曲は、現在でも卒業式などで歌われることがある。 番組後期にローカルセールス枠へ移行したため、一部地域では打ち切りとなったが、後年再放送で全話放送された地域もある。この場合、フジテレビ及び系列局の著作権及び優先放送権が失効した後、系列外局で初放送となった話が発生したケースもあり得る。 フジテレビが再放送権を喪失した後は、日本テレビにて再放送が行われた(1996年頃)。 エピソードは原作中盤を消化したところでほぼ無理やりクロージングを迎えており、打ち切りの原因としては、上記の荻野目の演技の好みが分かれたことや、原作進行とのペースを合わせるため、オリジナルのエピソードを挿入した結果、あまりにもシリーズの一部としてそぐわない内容の作品が多すぎた、原作とアニメと全く描き方が異なるエピソードが多々ある…等、数々の理由から視聴率が伸び悩んだと言われる。完結編を劇場用新作として制作する話も持ち上がったが、頓挫している。 主演の永瀬正敏はキティフィルムの『ションベンライダー』でデビュー。脚本の高星由美子はこの後に『タッチ』のシリーズ構成を手がけた。 同時上映はあだち充原作の『FX 』のアニメ版。後にあだち充原作のテレビアニメ『タッチ』を手がけるスタッフが制作し、既にフジテレビの日生ファミリースペシャルで放映されたテレビスペシャルである。 映画と原作の相違点 映画は、真人が高校2年生の夏休みから始まり、2学期が始まるところで終わっており、その中に原作のエピソード(冒頭〜翌年の母の日、コミックの1巻〜3巻に相当する部分)が散りばめられている。また、謎の女子大生や家庭教師など、原作にはない登場人物の設定がある。 真人が高校2年生の夏休みに(父親所有と思われる)海沿いの別荘に、鹿島みゆき、竜一、矢内清美、三原佐知子、村木の6名が集まっているところから始まる(原作では、海沿いの民宿でのアルバイト)。真人と若松みゆきの再会シーンも異なり、逆ナンパはない。また、再会時の年齢も原作よりそれぞれ1歳上である。そのほか、エピソードの設定に相違点が多々ある。 1991年より小学館ビッグコミックに連載される。 藤子・F・不二雄と容貌がそっくりな主人公の漫画家・納戸理人(なんどりひと)は、不動産 も落ち目になりつつあった。そんなある日参加した出版社のゴルフコンペで気を失ってしまう。気がつくと、漫画家を目指して上京した日に戻っていた。現在の記憶のままで人生をやり直せたら、という作品である。 「記憶を持ったまま人生をやり直す」という発想に、ケン・グリムウッドの「リプレイ」や木内一雅/渡辺潤の「代紋TAKE2」との類似性を指摘する意見もあるが、この点については藤子・F・不二雄自身が作内において主人公のセリフとして「古いね。ファウスト以来、手あかのついた題材じゃないか」とのコメントを記しているため、そもそもの着想はそこからきているものと推察できる。 なお彼の代表作『ドラえもん』にも、同様の効果を持つ道具「人生やりなおし機」「タマシイム・マシン」が登場する。 2003年にメディコム・トイから納戸理人と、外為 に登場する「ざしきボーイ」のフィギュアが発売された。 ふとした事で過去の記憶を持ったまま再び過去に戻ってしまい、人生をやり直そうとする主人公納戸遊子(清水美砂)が、同じように過去の記憶を持ったまま過去の時代へと戻ってきてしまった友人金江銀子(工藤静香)と共に、二人で人生をやり直して行こうという友情あり、恋愛ありの感動映画。一回目の人生で思い通りにならなかったことを二回目の人生でやり直そうとするが、又も思い通りに行かず、三回目の人生をやり直すのだが・・・・? 映画内の漫画原稿 主人公「納戸遊子」は作内における「最初の人生」で売れない漫画家。生まれ変わった「二回目の人生」において「未来のヒット作の想い出」を使い、売れっ子漫画家に転身する。そのため劇中には幾枚にも及ぶ漫画原稿が登場するが、それを実際に執筆したのは、原作者である藤子・F・不二雄のアシスタントや、当時小学館新人コミック大賞の児童部門(藤子不二雄賞)などを受賞した新人漫画家であった。スタッフ名のエンドロールには「漫画作画指導」のスタッフとして紹介されている。メンバーは以下の通り。 本作のタイトルにも入っている「蟲」(むし)は作者の創作であり、我々が一般的に知っている「虫」いわゆる「昆虫」ではない。「蟲」とは、現実世界でいえば幽霊や妖怪のような存在がそれにあたるが、作者はそれらの怪異を、普通の人には見えない「蟲」という存在の生命の営みから起こる現象と捉え、霊能力者を「蟲師」(むしし)という「蟲」専門の医者かつ研究者、退治者とすることで、これまでに存在した怪談や霊現象を取り扱った物語とは異なる新たなストーリーを創り出している(但し作中世界においても幽霊等の概念は存在する)。 時代設定については、作者自身特に設定はされていないそうだが、イメージは「鎖国を続けた日本」、もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」といった所との事。ゆえに作中においては、登場人物は主人公を除いてほとんどと言っても良いほど多くが和装をしており、登場する風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。 物語の語り方として、必ず人物の回想を用いる点が特徴的である。しばしば、回想の中の人物がさらに回想を始めるといった二重の回想まで行われている。その為、ギンコが行動する時間や行動範囲に収まらず、伝聞による時間・世界も描かれている。 本作は、「蟲師」である主人公ギンコが「蟲」により引き起こされる様々な謎を解き明かしていく物語であり、基本的に一話完結で物語が構成されている。コミックでは、巻頭カラーページが非常に多く、収録されている話全てにカラーページが載っている巻もある。